無撚糸について

「超無撚糸」の開発

怒涛のように押し寄せてきた津波によって何もかもなくなった双葉町の地に、新たな工業団地が作られ、町民の皆さんの復帰が始まりました。
双葉町の復興と発展を支える一翼として、私たち浅野撚糸は「フタバスーパーゼロミル」を稼動させ、双葉町を代表する糸やタオル製品を日本及び世界に向けて発信しています。

今から17年前の2007年6月、「エアーかおる」が誕生しました。 しかし、当初は全く売れませんでした。 匹敵するのは無撚糸タオルで、タオルに触れた瞬間、「無撚糸タオルの方が「やわらかい」というお客様の評価があり、残念な思いをしました。無撚糸タオルは非常に柔らかいですが、毛羽落ちや耐久性に問題があり、現在では市場から姿を消しています。この悔しさを忘れず、いつか無撚糸の柔らかさを超えることを目指し、研究を続けてきました。

その目的達成のために、2023年4月に改良を重ねたマシンを双葉事業所に導入し、最後の仕上げ調整に1年間かかりました。そして、2024年4月に「フタバスーパーゼロミル」において、ついに「やわらかさ」「毛羽落ちの少なさ」「ながもち」で無撚糸を圧倒する、世界初の無撚糸「超無撚糸」の開発に成功しました。

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