Q.2011年3月11日の東日本大震災発災当時の様子を教えてください
当時の様子は今でも忘れることができません。小学校4年生の終わり、インフルエンザで学校を休んでいた時でした。大きな揺れが何度も来て頭が真っ白になっていた所に、祖母が家に来てくれました。自宅が海岸近くだったため、すぐに高台へ避難したのをよく覚えています。
Q.震災発災当時はどいう状況でしたか?
自宅は被害を免れましたが、津波が目と鼻の先まで押し寄せてくる光景が今でも脳裏をよぎります。
発災後は埼玉の親戚宅へ避難しました。高速道路も使えず、福島から埼玉まで一般道を走り続けてどうにか県外へ脱出できました。避難先での生活は半年ほどでしたが、福島出身であることは伏せていました。原発の風評被害が酷かった時期で後ろ指を刺されることも多くあったからです。物心ついていた年齢だっただけに心に傷を負いました。
Q.辛い幼少期を乗り越えたと思いますが就活の際、浅野撚糸をどのように知りましたか?
きっかけは地元で行なわれた合同企業説明会でした。地元企業が数十社集まる中で、当時の浅野撚糸採用担当の方
が熱心に話しをしてくれたのが印象的でした。他の企業は立派なプレゼン資料や装飾を準備している中、その方は
ノートパソコン一つだったんです。正直「この会社は本当に大丈夫か?」と思ってしまいました。 笑
ですが、その方の表情や話し方から企業の誠実さが感じられ、また福島復興のために工場を建てるという話しにも大
きな衝撃と感銘を受けました。
Q.採用担当の熱意で入社を決めた形ですか?
もちろんそれもありました。ですが、それ以上に製品の確かな品質に惹かれました。私は幼い頃から肌が弱く使うタオルや着る服にも気を使わなければならず、そんな私にピッタリだったのがエアーかおるでした。この製品をもっと世の中の人に使ってもらいたいと思いましたね。
もちろん、福島の復興にも関わりたかったです。震災や避難生活を経験した自分だからこそ、伝えられるものがあるのではないかと考え、入社を決めました。
Q.まさに運命の出会いですね。被災地である双葉町で働くことへの抵抗はありましたか?
原発のことは分かっていましたが、時間も経っていて会社の方からも安全に関する話しは説明を受けていたので不
安も抵抗も全くありませんでした。むしろ、何も無い町に自分がどう関わっていけるのかという希望や期待の方が大
きかったと思います。
Q.勤務が始まってから現在まではいかがですか?
私は新卒でしたが同時に立ち上げメンバーとしての入社でもありましたが、やりがいと苦しみが表裏一体でした。とにかくいろいろなことが手探りの状態で、リーダーという役を貰いましたが本当に色々悩みました。体制も安定していない状態で頼る人も無く辛い日々でしたが、2年目になり新たな新入社員が入ったあたりが契機になりました。私の同期は大人しいメンバーが多かったんですが、新入社員のコたちはとにかく明るくて元気なんです。年はかなり離れてますが良い意味で友達のような兄妹のような感覚で話すことができて、本当に毎日元気を貰ってます。
新しいメンバーが入ったことは大きかったですし、今も感謝しています。
Q.明るい展望が多い印象ですが自社の魅力は何でしょうか?
3高です。「商品力の高さ」「志しの高さ」「可能性の高さ」。
双葉事業所は志しを高く持った仲間が集まってきています。最近では仕事もグループワークのような形で任せてもら
える機会が増え、やりがいにつながっていますし、風通しの良さも魅力です。一人ひとりが主役になれるのが浅野撚
糸という会社だと思います。それから、社長が良い意味で社長感が無く学校の校長先生のようです。社長や管理職の
方が偉ぶらないのがうちの良いところだと思いますし、逆にその方が尊敬できるんです。
Q.良い出会いがありましたね。
仕事のやりがいやこれからの目標を聞かせてくださいやはり、自分の声掛けで商品を買っていただけるとうれしいですね。それから、常連のお客さんに声をかけてもらえることも、やりがいに繋がっています。
今後はショップスタッフとしてだけでなく何かしらの形で外にも出てみたいです。事業所を飛び出しての販売会の企画や営業だったり。更にこれから撚糸工場の仕事にも関わっていくので、最終的には事業所の各部門を経験し、全ての業務を知る総合職を目指しています。
Q.明るい展望が多い印象ですが自社の魅力は何でしょうか?
3高です。「商品力の高さ」「志しの高さ」「可能性の高さ」。
双葉事業所は志しを高く持った仲間が集まってきています。最近では仕事もグループワークのような形で任せてもら
える機会が増え、やりがいにつながっていますし、風通しの良さも魅力です。一人ひとりが主役になれるのが浅野撚
糸という会社だと思います。それから、社長が良い意味で社長感が無く学校の校長先生のようです。社長や管理職の
方が偉ぶらないのがうちの良いところだと思いますし、逆にその方が尊敬できるんです。
Q.最後にこの町がどんな風になったら良いですか?
帰還に関しては、それぞれの事情や想いがあると思うので語れませんが、私たちのような若い世代が沢山来てもらい
町の魅力を発見してほしいです。最終的には「ここで暮らそう」と移住まで考えてもらえたら嬉しいです。

塙 瑞基
Hanawa Mizuki
製品の確かな品質に惹かれ、自身の経験を活かしたい。
本当に良いものを勧められる喜びと自信。
Profile
2000年10月生まれ、いわき市出身
2023年、いわき市内の大学を卒業し浅野撚糸に立
ち上げスタッフとして入社。新卒でありながらタオル
ショップのリーダーを任される。
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